梶坊の『毎度!NYからこんにち・は』

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zoom RSS Tribute to The Great Sidemen of Latin Jazz

<<   作成日時 : 2016/02/02 17:00  

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気がついたら今年も既に2月。
歳を重ねると月日が経つのが早いというが、どうも本当のようだ。

1月29日、30日にニューヨークのSymphony SpaceでTribute to The Great Sidemen of Latin JazzというプログラムでALJOのコンサートがあった。これはラテンジャズをこの世に送り出し、広めていったBig3『Machito、Tito Rodriguez、Tito Puente』のバンドでいわゆる裏方としてリーダーの3人を支え続けて来たミュージシャンへ焦点を当てたコンサート。ゲストはRay Santos(レイ・サントス)、Sonny Bravo(ソニー・ブラボ)、Jonny "Dandy" Rodriguez(ジョニー”ダンディー”ロドリゲス)、Jose Madera(ホセ・マデラ)、Reynaldo Jorge(レイナルド・ホルヘ)、Joe Gonzalez(ジョー・ゴンザレス)、Papo Vazquez(パポ・ヴァスケス)、そしてALJOのメンバーでもあるBobby Porcelli(ボビー・ポチェリ)。素晴らしいメンツだ。ありがたいことに色々なシチュエーションでゲスト全員と共演させてもらっているが、この人達抜きでは今あるラテン・ジャズは語れないだろう。どんなバンドでもこのような裏方、サイドマンがいるからこそリーダーがより輝くのだ。

Ray Santosはジュリアードでサックスを学び、Big3にアレンジャーとして数多くの曲を提供しているラテン界の最高峰アレンジャー。有名な映画『Mambo Kingマンボキング』でも音楽監修、アレンジもしている。

Sonny Bravoは長年Tito Puenteのピアニストとして活躍。自己でもオレも参加させてもらってるキューバのチャランガという音楽をベースにした『Tipica 73』をJonny Rodriguezと結成している。ジャズのスタンダードも全て頭に入っているというほどのピアノの名手。

Jonny RodriguezもTito Puenteの右腕だ。この人のボンゴ、ベルがなくてはPuenteバンドのグルーブは出ない。Puenteのバンドにいたトロンボーンの人がこの人のグルーブ感を『60年代、70年代のくそデカイアメ車の代表車『キャデラック』に乗っているような安定感、と比喩していた。これを聞いてなるほどとえらく納得したのを覚えている。

Jose MaderaもPuenteバンド。この人は父親(Machitoバンドのサックス兼アレンジャー)の代からの名アレンジャー家系でPuenteのバンドで約30年ほどアレンジャー、ミュージカルダイレクター、パーカッション奏者としてPuenteを支えてきた。Puenteのバンドを基礎にしたMambo Legends OrchestraをJonny Rodriguez、Mitch Frohmanと結成している。私もレコーディングにも参加させてもらっているバンドだ。ちなみに今年去年録音したアルバムが世の中に出るはず。

Reynaldo JorgeもPuenteバンド。言わずと知れたラテントロンボーン界の重要人物。Fania All Starsの結成メンバーである。共演バンドをあげたらきりがない。個人的ではあるがオレの師匠のような人である。この人がいなかったらオレもALJOには入ってなかったかもしれない。

Joe Gonzalez、この人はキング3人のバンドに正式には参加してないがラテンパーカッションを語る上で省けない大御所。この人のベルは特にスイング感が他のボンゴセロとは違う物がある。Ray Santosのバンドでは必ずボンゴを叩いている。ALJOのオリジナルメンバー。

Papo VazquezはPuenteバンド。フィラデルフィア出身のプエルトリカン。ラテントロンボーン界では重鎮ということになるだろうか。共演者もラテンだけにとどまらずジャズにも広がっている。今は自身のバンドや、クラッシック的な曲を書いたりと作曲を中心に活躍している。ちょっと気性が激しいがいいおっさん。

そしてBobby Porcelli。この人は今生きているミュージシャンで唯一3キングのバンドに在籍していた人である。この人抜きでビッグ3は語れない。特にこの人の音はラテンだけでなくビッグバンドのリードアルトはこういうものであるという音をしている。ちなみに60年代、Phil Woodsが出来ない時にその穴をリードアルトとして埋めていたのがボビーだ。Joe Henderson Big Bandのオリジナルリードアルト。

ゲスト全員をフィーチャーしての今回のコンサート。いつもはリーダーの後ろで自分の役目を果たしているミュージシャン。しかしこういう人たちがいるからリーダーがより輝く。そのサイドメンに視点を置いたこの企画はオレ自身もすごくいいなと思い大変楽しくさせてもらった。リハからの雰囲気も良く、冗談がいつも以上に飛び交う現場であった。このメンツが集まることは滅多にない(下手すると全員がいっぺんに集まることはこの先無いかもわからない)ので貴重なコンサートだった。

今回のフライヤーの一つ。写真はボビー
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リハーサルでのレイ・サントス
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お茶目なレイナルド・ホルヘ
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